2024年8月29日ブログ「理事長日記」はじめました。
私は、理事長の石川順一と申します。脳卒中当事者の一人として、
日頃、気づいたことや考えていること、脳卒中の当事者になって学んだことや知っておいてもらいたいことを気ままに書いていきます。
よろしければ、お読みください。
私は、理事長の石川順一と申します。脳卒中当事者の一人として、
日頃、気づいたことや考えていること、脳卒中の当事者になって学んだことや知っておいてもらいたいことを気ままに書いていきます。
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電動車椅子の生活について
私は電動車椅子を使って生活しています。寝る時間とリハビリ以外は電動車椅子での生活です。
私は障害者になる以前は、電動車椅子に偏見を持っていました。車椅子は、介護者に押してもらうか、障害者自身が漕ぐもので、電動車椅子は重度の障害者が使うものだと思っていました。現に私は重度の身体障害者なわけですが・・・。
しかし、私はこの頃、初めから電動車椅子で良かったと思うようになりました。なぜなら、一般的な車椅子を使っている障害者から羨ましがられることが多くなったからです。なぜ羨ましがられるかというと、「車椅子は疲れる」というのです。まず、よっぽど体力がない限り長時間の移動はできません。同じように、急だったり、長かったりする坂道は上れません。長い移動や坂道の攻略には、誰か介助者が必要ですが、申し訳なさで気を遣ってしまうそうです。私はバッテリーの駆動時間の心配さえしていれば、長距離も坂道も大丈夫です。
私は、リハビリ病院に入院中から電動車椅子を使っていたので介護保険で電動車椅子を使えることに不思議はなかったのです。しかし、入院中に受けた介護認定では「要介護3」が出ていたのに、今は「要介護1」です。介護等級が下がっても電動車椅子が使えるのか不安になりました。
調べてみると一般的には、「車椅子」が介護保険でレンタルできるのは「要介護2以上」なのだそうです。しかし例外規定があり、「日常的に歩行が困難な者」・「日常生活範囲における移動の支援が特に必要と認められる者」は、介護保険で車椅子をレンタルできると規定されています。
私は、電動車椅子を使って来たことで、世界を広げることができています。同じように便利で楽のできる福祉用具は沢山あります。無理することなく福祉用具の利用をすることで世界が広がればと考えています。