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2017年11月22日「循環器病対策基本法案(略称)」の修正案について 日本脳卒中者友の会

上記法案の正式な名称は「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病そ
の他循環器病に係る対策に関する基本法案」です。

この法案は脳卒中も対象にしていますが、多数多様な循環器病全体を単純に
一括しているため、また急性期や後遺症に対する重要対策が欠落しているため、
このままでは国を挙げて脳卒中対策に取り組むための実効性に欠けています。

一方、この法案を「日本脳卒中学会」、「日本循環器学会」が公表した「脳卒
中と循環器病克服5ヵ年計画」に沿って表現を修正し、必要な重要対策を補足
すれば、脳卒中に対しても、循環器病に対しても実効性を確保出来ます。

以上により、私達「日本脳卒中者友の会」は、この法案の修正案として別紙
の「脳卒中及び循環器病対策基本法案(略称)」をまとめ、実現を求めて行く事
を決めました。また、現法案との対照表を作成しました。

ここでは、具体的な修正点を概ね法案の順に列挙し、簡単な説明を付けます。

詳細は、下記添付資料をご覧ください。

修正案の説明

4対照表


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2017年8月22日脳卒中フェスティバルのご紹介

今日は、10月29日(日)に開催される「脳卒中フェスティバル」(脳フェス)のご紹介をさせていただきます!

これは、脳卒中経験者と健常者で共に創る文化祭で、音楽・ファッションショー・料理・スポーツ・装具相談・美容など、さまざまな催しや、女優で脳卒中経験者の河合美智子さんのトークイベントなど、さまざまな企画満載の楽しいイベントとなっています!

ホームページはこちら!→ http://noufes.com/

実は、このイベントは当会の事務局スタッフである、理学療法士・脳卒中経験者の小林純也が代表を務めており、我々友の会も脳フェスの理念に共感し、全面協力をさせていただいております!

当日まであと2ヶ月ちょっと。

全国の脳卒中経験者のみなさん、ぜひご参加されてみてはいかがでしょう?(^^)

また、同団体はクラウドファンディングにも挑戦し、脳卒中経験者の方が参加しやすいような工夫を実現しようとしています。

「遠方だけど、脳フェスに関わりたい…」という方は、ご支援という形で参加してみては?

クラウドファンディング挑戦中!→https://readyfor.jp/projects/noufes1029

以下に想いが詰まった小林代表のコメントを、ホームページより引用させていただきます。

↓以下引用

脳卒中は、ある日突然、さまざまなモノを奪っていきます。

脳卒中者は孤独を感じています。人生に悲観し、もう自分に出来る事は何もないと引きこもりになってしまう方も多いのです。

倒れた当時の私もそうでした。

でも、私の周りには、障がいに負けることなく、能動的に生きている脳卒中者がたくさんいらっしゃいます。 障がいはただ負い目なだけではなく、脳卒中を乗り越えた経験は、強みにも成り得るのです。

今回、世界脳卒中デーの10月29日(日)に、東京の上野で、脳卒中者と健常者が互いに協力し合い、ひとつのイベント「脳卒中フェスティバル」を開催する事で、

引きこもりがちな当事者の方が少しでも希望をもってもらえたら思っています。

今回のフェスには、全国の能動的な脳卒中者がスタッフ・演者に名を連ねています。また、そのほかのスタッフも、皆熱い思いを持った医療職者ばかり。来場いただいた方々にとって、非常に意味のある「場」となるはずです。

是非、当日にお会いできることを楽しみにしています。

脳フェス実行委員会 代表 小林 純也


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2017年7月21日脳卒中、心臓病その他の循環器病に対して実効性のある基本法を

 私達は、北は北海道から南は沖縄に至る、脳卒中患者団体と個人の全国組織
です。現在の「循環器病対策基本法案(略称)」が実効性を欠くため、これまで
一貫して実効性のある本来の「脳卒中対策基本法」を求めて来ました。
 然し、今の停滞状態が長く続くことも、患者たちの実効性確保の希望を無視
した現法案の成立強行も、基本法推進の原点からかけ離れたことです。

 一方、「日本脳卒中学会」と「日本循環器学会」が関連19学会の協力を得て
作成した「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」が公表されています。
 私達は、この計画に沿って「循環器病対策基本法案(略称)」の表現を修正し、
急性期対策等に不可欠な事項を補足すれば実効性が確保できると考え、修正を
加えた法案の実現に努める事を役員会で決定しました。これによって、実効性
のある法案の早期成立を期待します。(修正点の詳細と法案の対照表は別記。)

【主な修正点】
1.法案の各章、各条、各項の「循環器病」を「脳卒中及び循環器病」に修正。
2.具体的施策等の補足:「救急搬送」及び「医療機関の整備」の条に、医療及
び治療開始の「迅速」を補足。「リハビリテーション」を関連項目に明記。
「情報の収集・提供」の条に具体的内容の補足、等。
3.対策推進協議会の定員増と「脳卒中対策部会」「循環器病対策部会」の設置。

【修正が必要な理由】
 1が修正の根幹です。現法案が「旧脳卒中対策基本法案」の条文から「脳卒
中」の文言を省き、多数多様な全ての循環器病を単純に「循環器病」とした結
果、国を挙げて脳卒中対策に取り組む事が出来なくなりました。

 本来、対象が一つであれば各条文は国や自治体の義務となりますが、脳卒中
を含め循環器病全てを単純に一括したのでは、自治体毎の予算や方針の違い等
から事実上は努力目標になってしまいます。これは、私達が本来の「脳卒中対
策基本法」を一貫して求めてきた最大の理由です。

 一方、「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」は表題も、60 頁を超える個々の内
容でも一貫して「脳卒中と循環器病」と併記しています。これは脳卒中が大枠
では「循環器病」に分類されていますが、病気の実体は「脳」の損傷のため、
脳卒中が心臓病等の循環器病とは区別されているためで、医療上も「日本脳卒
中学会」と「日本循環器学会」中心の役割分担がある事にも良く表れています。

 「主な修正点」の1は、以上の「5ヵ年計画」に沿って実効性を大きく回復。
2の補足は、脳卒中だけでなく心臓病等にも有効、不可欠なものです。
3は循環器病の多様性に対し推進協議会が有効に機能する必要からです。


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